神楽坂きものスタイル

ー 「きもの」を母から娘世代へ

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おまいり日和
おまいり日和 2016年10月11日

10月 おまいり日和

アグネスホテルから若宮八幡神社へ。
ひんやりした風が感じられます。

たいへん、たいへん、もう10月になってしまっていた、と、あわてながらの、10月の「おまいり日和」です。

10月は、衣替えの月であることからもわかるようにそれから、二十四節気では、月の初めに「寒露(かんろ)」、後半に「霜降(そうこう)」を迎え、文字通り、草の葉につく露が冷たく感じられ、霜が降りるころとなって、秋から冬へと移るのが刻々とわかるときです。

雲の形、日差し、鳥の声、空気の冷え……。ささやかな変化は、もちろん街なかでも感じられますが、ちょっと外れると、より強く感じることができます。

神楽坂なら、たとえば、「神楽坂きものスタイル」を出て表通りに戻らず、そのまま路地を右へ進み、ライブハウス「グリー」を右折。八百屋さんの平井商店の角を左に(向かいは銭湯「熱海湯」)曲がって、ゆるやかな石段を上ると、そこは「アグネスホテル」の森と庭。

ここはだいぶ高台になるのでしょう。急に風が通り、季節の風がわかります。向かいの小さな公園を左に見て、ホテルの前を進むと、若宮八幡神社です。

今ではすっかりコンパクトなお社ですが、その昔は広く、神楽坂の中心は、このお宮さんだったと伝えられています。というのも、ここ若宮八幡神社の“神楽”の音が、街の中、坂まで響き渡っていたことから「神楽坂」と言われるようになったからだそうです。

若宮八幡神社は、源頼朝が奥州征伐に向かう際に下馬宿願したことから、奥州平治の後、鎌倉・鶴岡の若宮八幡宮を分社しつくられたと言われています。

若宮(仁徳天皇)さま、八幡(応仁天皇)さまを祀る境内には、井戸水を汲み上げるポンプが今も使用されています。

宮司さまが、この水で、犬のおしっこが残る道端や公園の花壇に水を撒いていらっしゃる姿を朝、見かけます。